ベートーヴェン

Posted by on 3月 20, 2019 in お仕事, 最新, 装画 | No Comments

音楽家の伝記 はじめに読む1冊シリーズ「ベートーヴェン」ひのまどか著(ヤマハミュージックメディア)の装画を担当しました。

内容はもちろんのこと、山田和寛(nipponia)さんによる上品かつ勢いのある美しいデザインによりモノとしても素晴らしいシリーズとなっています。
紙の手ざわりもなんとなく赤ちゃんが使うタオルのようで気持ちが良く、特色によってビビッドな色を再現して下さっています。また、多数の写真に加え、なんとQRコードを読み込むことによって、そのシーンにかかれている音源も聞ける、次世代的伝記シリーズです。シリーズを並べると音符が繋がったりと、絵的しかけも入っていますのでぜひ揃えて頂けると嬉しいです。

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★新シリーズ創刊! ★
【音楽家の伝記 はじめに読む1冊】

10歳から読めて、大人にも本物の感動を。
歴史上の偉大な音楽家たちの生涯を、物語のように読みやすく。

●小学校5年生以上で習う漢字には、すべてルビをふっています。
●本の中に出てくる楽曲を、その場で試聴できるQRコード付き。
●音楽家の関連地図、人生年表などの付属資料も充実。
●図版も多数掲載。
●著者が選ぶ、おすすめの楽曲リスト「はじめにきく1曲」を紹介。

カバーイラスト:北澤平祐
シリーズデザイン:山田和寛(nipponia)

[目次]
プロローグ
第1章    ハイリゲンシュタットの遺書 その一
第2章    ハイリゲンシュタットの遺書 その二
第3章    ナポレオンへの片思い
第4章    熱情の日々
第5章    三人のパトロンたち
第6章    最後の結婚計画
第7章    ゲーテとの会見
第8章    突然父親に
第9章    第九交響曲
第10章    嵐は終わった

注釈・参考文献
あとがき
ベートーヴェンの人生と歴史上の出来事
はじめにきく1曲

“この人類愛の思想を、音楽でどう表現しよう。オーケストラだけで、はたしてこの内容が伝わるだろうか……。いや、それは非常にむずかしい。言葉、が必要だ。しかし、これまでの交響曲に歌が入った例はない。型破りなものになる。でも、でも……、人の声を楽器と同じようにもちいる方法はないものか。独唱や合唱を、オーケストラの中のソロ楽器や合奏のようにもちいる方法はないものか。とにかくどうしても、この交響曲には言葉が必要なのだ”(本文より)

 

著者について

 

■著者について
ひの まどか
音楽作家。東京生まれ。東京藝術大学器楽科(ヴァイオリン専攻)卒業。東京ゾリステンほかでヴァイオリニストとして活躍。東京藝術大学、故小泉文夫教授の下で民族音楽を研究。その後、作曲家の伝記や小説、音楽解説などの執筆活動に入る。現地取材がモットーで、「作曲家の物語シリーズ」(リブリオ出版・児童福祉文化賞を2度受賞)は全20巻中、19巻を手がけた。主な著書に『星の国のアリア』(講談社)、『総統のストラディヴァリ』(マガジンハウス)、『戦火のシンフォニー』(新潮社・第25回新日鐵住金音楽賞特別賞)。原案・監修に「学研 音楽まんがシリーズ」などがある。

 

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