これはペンです
円城塔さんの小説、『これはペンです』(新潮社)文庫版の装画を担当しました
すごく面白い小説。読み終えた後は、頭の中の粘土を勝手にこねられたような気分になりました。おすすめです。
デザインは、『ビッチマグネット』(舞城王太郎著)でご一緒させて頂いた、新潮社装幀室の黒田貴さん。今回もまた、
自身のイラストの新たな方向性を引き出して頂きました。
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叔父は文字だ。文字通り。文章自動生成プログラムの開発で莫大な富を得たらしい叔父から、大学生の姪に次々届く不思議な手紙。それは肉筆だけでなく、文字を刻んだ磁石やタイプボール、DNA配列として現れた――。言葉とメッセージの根源に迫る表題作と、脳内の巨大仮想都市に人生を封じこめた父の肖像「良い夜を持っている」。科学と奇想、思想と情感が織りなす魅惑の物語。
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