雑記:2012/4/10 最近の事

こんにちは。ご無沙汰していたら、もうお花見シーズンですね!いかがお過ごしでしょうか?さすがにこれだけ天気が良く、桜も咲いているとあれば、引きこもって絵を描くのが仕事の自分でも、毎日何かしらの言い訳を探して外に出ています。それにしても、ちょっと前まであんなに寒かったのに、ジェットコースターのような天気ですよね。今年の目標を、”体調を整える”にしてから幾月もたっていないのに、ついこの間はまた風邪で数日寝込んでしまいました。しかしさすがに二日ほど朝から晩まで寝ていると、だんだん眠気がこなくなるので、この機会を使い、積んであった小説を5冊ほど読破しました。(読書をしていたから、寝込みが長引いたのか、寝込みが長引いたから5冊も読めたのか、、、鶏と卵ですね)中でも、一番面白かったのが、森見 登美彦さんの小説、ペンギンハイウェイ。彼の作品は、デビュー作の太陽の塔を読んだきり、(しかも、この小説はあまり肌に合わなかった、、、)だったのですが、圧倒的に美しいあの装画に惹かれてジャケ買いしたまま本棚に飾ってあったのです。しかし、読んでみてびっくり、太陽の塔とは、かなり作風が違っている作品で、読みながら自分が連想したのは、Mother(ファミコンの)とか、藤子不二雄作品や、Stephen KingのITとか、とにかく自分が大好きな作品の数々でした。この作品のように、初めから面白く、自分の好みど真ん中だったりすると、どうやって物語が終わるのか楽しみであると同時に、怖くもあるのですが、(面白かったのに最後で台無し、、、という作品は山ほどありますものね)この作品は最後の最後まで期待を裏切られませんでした。大抵の場合、好きな小説に出会うと自分なりの装画を考えたりするのですが、この作品の場合は、装幀も、中身も完璧だったのでそのまま宝物として本棚に飾り続けられそうです。でも、いつか機会があれば森見さんの他の小説の装画も描いてみたいです。

最近は、また外出する機会が多かったので、色々と新しい音楽にも巡り会えました。ここ最近買ったのは、Grizzly Bearというよりは、Department of Eaglesのメンバーの、と言いたいDaniel Rossenのソロe.p.、Silent Hour/Golden Mile。内容は、Department of Eaglesよりでうれしかったのですが、今のところ、大大大好きアルバム、In Ear Parkには遠く及ばないながらも、Archive 2003-2006よりは好きです。それでも、この人の書く曲は本当に美しく、残念ながらDepartment of Eaglesのアルバムはもう出なさそうだけれど、次のGrizzly Bearアルバムはすっごく楽しみです。今年中にでるかな。次に買ったのはAndrew Birdの新作、Break It Yourself。生意気な言い方で申し訳ないのですが、Andrew Bird作品はいつも、おしい!と思ってしまう、、、悪くないんだけれど、あと何か一要素あればもの凄くマジカルで大切なアルバムになるのに、、、ってもどかしい気持ちになるのです。何が足りないのか聞かれてもわからないのですが、、、次は、タワレコ試聴で買ったら大穴だった、Now Nowという新しい(のかな?)バンドの、Threadsというアルバム。すごく良かった。タワレコのポップには、女性版death cabみたいに書かれていたのですが、たしかに、death cabのphoto albumを初めて聴いたときのときめきに似たようなものを、このアルバムにも感じました。(とはいえdeath cabのアルバム聴いたのは10年近く前なので、記憶の中で作られたときめきなのかもしれませんが、、、)歌詞も良いし、曲も良いし、おまけにジャケも良いし、ぜひライブも見てみたいバンドです。多分、Trespassers WilliamとかMazzy Starとかそこらへんが好きだった人は好きなのではないでしょうか。あ、あと彼女達のウエブサイト見てみたら、グッズのデザインもよかった。良いデザイナーさんがついてそう。他では、sigur rosの新曲や、spiritualizedの新曲がものすごく良かったので、この2枚のアルバムが出るのが待ち遠しいです。sigur ros 見るためだけにsummer sonic行きたいと思っていたのですが、ひょっとしてトリではないのかな?夏の夜にsigur ros見て、最後にPopplagid演ってもらって、泣きながら花火を見れたら最高と思っていたのですが、あの順番見ると、大トリはGreen Dayなのかな、、、楽しそうではあるけれど微妙かな、、、あと、summer sonicは中学生くらいの時に大好きだったTears for Fearsがすごく見たいです。しかし、改めて見てみると結構不思議なラインナップですね、castとか、cardigansとか、new orderとか、、、特にcast再結成はびっくり。この調子でmansunも、、、あと、Pulpはなぜ日本に来てくれないのだろうか、、、一番見たい、再結成Brit pop組なのです。

あとは、なんだかんだで毎日絵を描いています、お仕事をさせて頂いています。発売日はまだまだ先(5月下旬)ですが、もう発表されているようなので書くと、自身初の児童書の挿絵及び装画をやらせて頂いています。もともとやりたかった分野だったので、新鮮な気持ちで楽しく描かせて頂いているので、子供がいる方も、子供のような方も手にとっていただけたらうれしいです。(まだ描き途中ですが、、、)あとは、小説の装画や、自分が大好きなバンドのあの人とのコラボレーション(すみません、もったいぶっていますね)、そして、来週発表/発売する、去年から1年かけて作らせて頂いた、旅助旅造 X PCPのバックパックなど、早く見て頂きたいプロジェクトを色々とやらせていただいています。にこのバックパックは、旅助旅造さんに相当のわがままを通してもらった愛おしい作品となりましたので、4/14にまた見に来て頂ければうれしいです。

こんな感じの4月です。あと、書き忘れていたゲーム話なのですが、3DS パルテナの鏡、凄まじいゲームですね。大作感満開のきらびやかさがある一方、ちゃんと作家性もあり(同じ方が作った、メテオスという全然ジャンルが違うパズルゲームが大好きだったのですが、全く違うジャンル、ゲーム性なのに、なんとなく似たようなにおいがしました)しかも、今まで見た事の無いような斬新さも持ち合わせている、、、本当に気をつけないと家族や友達や、その他人間関係やお仕事や社会性などなど、すべてを失うくらい熱中してしまいそうな恐ろしいゲームです。最近は、また読書モードだったのですが、このゲームに出会って生活がまた変わってしまいました、、、ぜひ、対戦しましょう。

それでは良いお花見シーズンをお迎え下さい、
いつもありがとうございます。