雑記:2012/4/13 踊ってばかりの国の事とか

昨晩は、下北沢Shelterにて、踊ってばかりの国のワンマンを見てきました。すごく良かったと思う。歌も演奏も上手、kurt cobainっぽい風貌のボーカルの下津さんも魅力的(目がキラッキラ)、ちょっと食えなそうなアティチュードも素敵、新曲も期待できそう(何となく、high fidelityでもネタにされていたあのbeta bandの曲を少し思い出した)、、、ということで文句ないライブっぽいんだけれど、、、でも何かがたりない、あともう一歩なのに、、と少しもどかしい気分で見ていて、その感じは結局最後まで続いてしまいました。バンド自体も、もっと客が盛り上がっても良いのに、、って戸惑いながら演奏している感もあり、あまり”一体感”とか、”みんなで作り上げるライブ”とかは、好きではないのですが、それでももう少し飲み込まれる感が欲しかったというのが率直な感想でした。多分ですが、あの不遜な(でも、なりきれていないところが何か素敵)態度とは裏腹に、ものすごく生真面目な人たちなのかなと、その超気真面目な演奏から感じました。もっともっとめちゃくちゃにやっていいのに。ビールもコロナなんて水のようなビールを飲むんじゃなくて、最近アメリカ人が良く飲んでるアルコール度が12%くらいあるやつを水のようにガブ飲みしながらライブをやれば良いと思う。特に、彼らの曲なんて、やりようによっては、がんがんインプロバイズして、ジャムして、ステージ上で再構築できそうな曲も沢山あるのだから。って、すごく良くなりそうだからもどかしかったです、、、でもしばらくの間は、CDが出たら発売日に絶対買うくらい期待しているバンドであることには変わりませんし、次のアルバムも楽しみです!

昨日は、ライブが健全に8時半くらいには終わったので、その後ヴィレッジヴァンガードで、「妖怪萬画」という素敵妖怪本を買い(妖怪を描くわけではないのですが、今やらせていただいているちょっと面白いお仕事のための資料なのです。色々と妖怪本は持っているのですが、これは文庫本で見やすいし、レイアウトも綺麗だし、解説も面白いし、おすすめです)、レコファン寄ったら、まだ発売日が先かと思ってた超期待の、spiritualized新作”sweet heart, sweet light.”が売っていたので大興奮。とりあえず、開封しただけでまだ聴いていないのですが、(楽しみすぎて、少し聴くのが怖い、、、期待値を冷まさないと)ちょっとパッケージングには不満が。まず、今回はspecial editionが無かった、、、spiritualized(デザインは、Farrow)は、ほぼ毎回素晴らしいspecial editionパッケージがあり(あの有名なピルボックスパッケージなど)、個人的には音楽と同じ暗いそれが楽しみでもあったのですが、今回は無し。(amazing grace以来かな?そういえば、今回のブックレット内の写真は、どことなくamazing grace時の写真にも似ているような)デザインも、huh?って書いてあるスリップケースはまだ良いとして、中身がブックレット表紙と背表紙共に、真っ白、タイトルも無しっていうのは、何かもうやりつくされているような、今更驚きが無いような、、、多分これこそ期待値が高すぎたから思うのかもしれませんが。たとえば同じFarrowのデザインでも、Pet Shop Boysのデザインは、未だにはずれが全く無いので、(それはそれでものすごい事だと思うのですが)パッケージはまた次に期待です。あと、たまたま買ったのが、アメリカ版だったせいで、あの悪魔のようにベットベトのラベルがジュエルケース上面についているのにも萎えました。(昔教えてもらった綺麗に剥がすコツとして、ジュエルケースのヒンジの部分から開けて剥がしたにもかかわらず、ベタベタはケースについてしまった、、、さらに、テーブルに置いたらホワンホワンの毛が張り付いた)あれは、本当に止めてほしい、どんなに素敵なデザインも台無しにする最悪な犯罪として糾弾されるべきだと思います。何か、今回は文句じじいのように文句ばっかり言っていますね、止めよう。そして、このアルバムを早く聴いて気持ちを回復させないと!

 

がんばります。