千の扉
柴崎友香さんの新刊、「千の扉」(中央公論新社)の装画を担当しました。
実在する巨大団地をモチーフにかかれた、しっとりとまろやかな小説でした。おすすめです。
装幀は、少々へんてこなアイデアをいつも快くOKして下さる、大久保伸子さんです。いままでとは
違った雰囲気の絵が描けて嬉しかったです。
http://www.chuko.co.jp/tanko/2017/10/005011.html
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39歳の千歳は、親しいわけでもなかった一俊から「結婚しませんか?」と言われ、広大な都営団地の一室で暮らし始める。その部屋で40年以上暮らしてきた一俊の祖父から人捜しを頼まれ、いるかどうかも定かでないその人物を追うなかで、出会う人たち、そして、出会うことのなかった人たちの人生と過去が交錯していく……。
書誌データ
- 初版刊行日2017/10/6
- 判型四六判
- ページ数276ページ
- 定価本体1600円(税別)
- ISBNコードISBN978-4-12-005011-4