燃えよ、あんず
藤谷治さんの小説『燃えよ、あんず』(小学館)の装画を担当しました。
この帯文が大げさに感じられないくらい、特別なものが詰まった小説でした。自分のための一冊と大切な人へのもう一冊を買ってもいいくらい。おすすめです。デザインは、岡本歌織(Next door design)さん。
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内容紹介
人生、何が起こるかわからない(本当に)
下北沢の小さな書店・フィクショネスには、一癖も二癖もある面々が集っていた。癖の強い店主、筋金入りの「ロリータ」愛読者、大麻合法を真面目に主張する謎の男、大手企業で管理職に就く根暗な美形男性、そして、決して本を買わずに店で油を売り続ける、どこか憎めない女子・久美ちゃん。
そんな彼女に新婚間もなく不幸が訪れる。それから十数年。ある日、久美ちゃんがお店にふらりとあらわれた。同じく懐かしい顔の男を伴って――。