魔法がとけたあとも
奥田亜希子さんの短編集『魔法がとけたあとも 』(双葉社)の装画を担当しました。
おそらく共感できる方も多いのではと思える素敵な作品でした。たしかに子供の頃のような成長は無いにしろ、大人になっても人間って、体も心もどんどん変化していきますね。人間に慣れるのって大変。イラストはヴィーナスをモチーフにしてみました。デザインは、高瀬はるかさんです。
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内容紹介
妊娠した。周りは正しい妊婦であるよう求めてくる(「理想のいれもの」)。
鼻のつけ根にある大きなホクロ。コンプレックスから解放される日が来た(「君の線、僕の点」)。
中学生の息子に髭、自分の頭には白いものが(「彼方のアイドル」)。
誰もが経験しうる、身体にまつわるあれこれ。
そこから見えてくる新たな景色を、やわらかな眼差しで掬いとった短編集。
内容(「BOOK」データベースより)
昨日までの自分と、今日からの自分。世界が変わっても、私はここにいる。私たちの身体に起きた、あれこれ。そこから見えてくる、新たな景色とは―。爽やかな共感と希望をもたらす五編。