あのころなにしてた?
綿矢りささんの日記「あのころなにしてた? 」(新潮社)の装画を担当しました。日記帳を模した楽しいデザインは、新潮社装幀室の只野綾沙子さんです。個人的には綿矢さんご本人による、まるでアメリカのティーンネイジャーが描いたかのような荒々しさと瑞々しさが同居した日記絵にしびれました。大好きです。
https://www.shinchosha.co.jp/book/332624/
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失ったことだけでなく、得たものにも目を向けてみよう。感染者数の増減に一喜一憂したりと深刻さと楽観視がくるくる入れ替わる心理状況は、まるで洗濯機のなかで洗浄モードと脱水モードが繰り返され、生地がすり減っていく洗濯物みたいだ――。コロナ禍による創作への思わぬ影響、家族との生活の変化、めまぐるしい世界の動きを、パンデミック収束への願いをこめながら綴った2020年の日記。
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